首を回すと痛い(40代、女性)

きのうの夜7頃に既存の方から一本の電話。

「今日の8時以降って空いてませんか?」という問い合わせ。

「今日の夜はいっぱいになってるんです」と答えましたが、この時間に当日の予約を希望されるということは急に調子が悪くなった証拠だと思い、

「どうしたんですか?調子悪いんですか?」と聞くと、

「首を回すと痛いんです・・・」と予想通りの回答がありました。

通常の営業時間内はいっぱいなので、時間外でよければ来院してくださいと伝え、来院して頂くことに。

「右の方向くと痛いんだわぁ」と言うように、顔を右に向けると右の首の付け根に痛みが出ます。

「何かいつもと違う事とかしてませんか?」と聞くと

「いやぁ~、特別何もしてないんだけど」と、重いい当たる節はないようです。

ということでまずは首周辺のチェックをします。

首の付根部分の骨にゆがみがあったので、そこを正しい状態になるようにサポートしながら首を動かしてもらうと

「あっ、だいぶ楽です!」

痛みが完全に無い訳ではないがかなり軽減されました。

まずはそこを中心に矯正をしていきます。

骨盤を整え全体のバランスを整えた状態で念の為もう一度チェックしてもらうと、

「さっきよりも動かしやすいです」

首をサポートしなくても動きはいいようです。

骨盤・肩甲骨・背骨を矯正してまたチェック。

「痛みは少なくなりましたけど、まだ痛いです」

ということでさらに検査をして気になる個所をチェックします。

この方ねこ背気味で、肩が前に入ってしまっている”巻き肩”状態。

そこで、姿勢を正す様に肩の位置を修正しながら首を動かしてもらいます。

「この方が楽です」

今度は肩関節を矯正していきます。

矯正後は肩が後ろに下がって胸が張れる姿勢になりました。

これでかなりいいんじゃないかともう一度動きを確かめてもらうと、

「だいぶいいんですが、まだ痛みが残ります」

首・肩周辺はかなり良い状態になっているので、あとは別のところからの影響が考えられます。

またまた体をチェックしていくと、右の肋骨にゆがみ発見!

肋骨を修正しながら首を動かしてもらうと、

「あっ!かなりいいです!」

真犯人はコイツか!

肋骨を矯正後、首のチェックをすると

「ほとんど痛くないです!!」

この方の場合、

容疑者:肋骨

罪状:首の痛みを出して困らせた

刑期:30分(施術時間)

という感じでした。

右の肋骨がこんな風にゆがむということを考えると

「普段、体をこんな風な姿勢にしてませんか?」と尋ねると

「あっ!そういえば!。前に左の脇腹のあたりが痛かったから、それをかばうように、車の運転中とか先生の言う様な姿勢してたわ」とのこと。

姿勢が悪いと背骨だけでなく肋骨もゆがみます。

今回はそれが原因で首が痛くなった模様です。

痛みがある時はどうしてもかばうような姿勢になりがち。

それで痛みは楽になるかもしせませんが、ずっとそういう姿勢でいると今度は別のゆがみを作り、また違った症状につながります。

仕事頑張り屋さんなので、痛いと仕事にも身が入らないですよね。

まずは痛みを取り除いて姿勢にも気を付けていきましょうね。