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ずっと悩んでいるその肩こり、もしかしたら肩の奥深くにある「肩甲下筋」がガチガチになっているせいかもしれません。この記事では、肩甲下筋がどうして肩こりを引き起こすのか、整体で注目されている「肩甲骨はがし」ってどんなアプローチなのか、そして筋膜との関係まで、わかりやすく解説します。肩甲骨はがしの効果や、自宅でできるセルフケア方法もご紹介。なかなか良くならない肩こりの本当の原因を知って、スッキリ解消するためのヒントを見つけましょう!
マッサージに行っても、湿布を貼っても、なんだかスッキリしない…。そんなつらい肩こり、もうイヤになっていませんか? もしかしたら、その手ごわい肩こりの本当の原因は、普段はあまり気にしない「肩甲下筋(けんこうかきん)」というインナーマッスルの硬さにあるかもしれません。
多くの人は肩がこると、肩の上の方にある僧帽筋なんかを揉んだり叩いたりしがちです。でも、肩の奥深くにある肩甲下筋が硬くなっている場合、表面をさするだけでは、なかなか良くならないことが多いです。この記事では、長年の肩こりの隠れた犯人かもしれない肩甲下筋について、どんな筋肉なのか、どうして肩こりに関係するのか、なぜ硬くなってしまうのか、わかりやすく解説していきます。
肩甲下筋は、その名前の通り、肩甲骨の内側、つまり肋骨にくっつくようにある筋肉です。肩甲骨の前側(体に近い側)にべったりとくっついていて、腕の骨(上腕骨)の前に伸びています。いわゆる「インナーマッスル」のひとつで、肩関節を安定させる大切なチーム「ローテーターカフ(回旋筋腱板)」のメンバー(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋がいます)ですが、その中でも一番奥深くにある筋肉です。
体の表面からは直接さわるのが難しく、普段はあまり意識しない筋肉かもしれません。でも、肩甲下筋はこんなに大切な働きをしています。
このように、肩甲下筋は腕や肩がスムーズに動いたり、安定したりするために、なくてはならない筋肉です。
では、なぜ肩甲下筋が硬くなると、あのつらい肩こりが起こるんでしょう? その仕組みはいくつか考えられます。
筋肉がパンパンに張って硬くなると、筋肉の中の血管がギュッと押されて、血の流れが悪くなってしまいます。そうすると、酸素や栄養が筋肉に届きにくくなり、逆に乳酸のような疲労物質が外に出にくくなり、どんどん溜まってしまいます。この溜まった疲労物質が、重だるさや痛み、つまり「こり」として感じられます。特に肩甲下筋のように奥深くにある筋肉で血行が悪くなると、表面を揉むだけでは届きにくい、しつこいこりになってしまいます。
肩甲骨の周りには、腕や肩につながる神経がたくさん通っています。ガチガチになった肩甲下筋が、すぐそばを通る神経(肩甲上神経や腋窩神経など)を圧迫して、肩だけではなく、腕や背中に痛みやしびれが出ることがあります。
肩甲下筋は肩甲骨と腕の骨をつないでいて、肩甲骨がスムーズに動く(上に回ったり、下に回ったり、内側に寄ったり、外側に開いたり)のを助けています。この筋肉が硬くなると、肩甲骨の動く範囲が狭くなり、腕を上げたり回したりする動きがスムーズにできなくなります。そうすると、他の筋肉(肩の上にある僧帽筋や、首から肩甲骨についている肩甲挙筋など)が「代わりに頑張らなきゃ!」と無理して働いて、結局、肩まわりの筋肉全体が疲れてしまい、肩こりがもっとひどくなるという悪循環にはまってしまいます。
筋肉の中にできた特に硬いしこり(トリガーポイント)が、そこから離れた場所に痛みを飛ばす現象を「関連痛」と言います。肩甲下筋にこのトリガーポイントができると、肩の後ろや二の腕、ひどいときには手首あたりまで痛みやだるさを感じることがあります。これが、肩甲下筋がある場所とは違うところに痛みを感じる理由のひとつです。
肩甲下筋には、腕を内側にひねる(内旋)働きがあります。この筋肉がいつも緊張してガチガチになっていると、肩がぐっと前に引っ張られてしまい、「巻き肩」や「猫背」といった悪い姿勢をさらに悪化させてしまいます。悪い姿勢は、肩まわりの筋肉にもっと負担をかけて、肩こりをなかなか治らない慢性的なものにしてしまう大きな原因になります。
これらの理由が複雑にからみ合って、肩甲下筋の硬さが、なかなか治らない肩こりの本当の原因になっていることは、実は少なくありません。
肩甲下筋は、毎日やっているちょっとした習慣や動きで、気づかないうちに負担がかかり、硬くなることがあります。どんなことが原因になるのか、そして普段の生活でどんなことに気をつけたらいいのか、まとめてみました。
原因カテゴリ | 具体的な原因例 | 日常生活での注意点・対策例 |
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姿勢 |
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動作・作業 |
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生活習慣・環境 |
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これらの原因に「あ、私かも」と思うところがある方は、肩甲下筋に負担がかかっているかもしれません。まずは自分の生活習慣を振り返って、できそうなことから少しずつ変えていくことが、肩こり予防や改善への第一歩です。
最近、テレビや雑誌、ネットで「肩甲骨はがし」ってよく聞きますよね。なかなか治らない肩こりや背中の張りに悩む人たちから注目されていますが、具体的にどんなことをするのか、どうして効くのか、気になりませんか?整体の肩甲骨はがしは、ただのマッサージと全然違って、肩甲骨とそのまわりの組織にきめ細かくアプローチするのが特徴です。
肩甲骨はがしというのは、名前の通り、背中にペタッと張り付いたみたいに動きが悪くなった肩甲骨を、肋骨からそっと引きはがすようなイメージで行う整体のテクニックのことです。でも、本当に骨をベリベリ剥がすわけではありません。
肩甲骨のまわりの筋肉や筋膜が硬くなったり、くっついてしまったりして動きが悪くなっているのをほぐして、肩甲骨が本来持っているスムーズな動きを取り戻すことを目指します。
基本的な施術内容としては、以下のようなアプローチが一般的です。
これらの施術を通して、肩甲骨はがしは様々な良いことを目指しています。主な目的と期待できる効果を表にまとめてみました。
目的 | 期待される具体的な効果 |
---|---|
肩こり・首こりの緩和 | 肩甲骨周りの血行が改善し、筋肉の緊張が和らぐことで、肩や首への負担が軽くなります。神経の圧迫が解消されることもあります。 |
姿勢改善 | 肩甲骨が正しい位置に戻りやすくなることで、猫背や巻き肩といった悪い姿勢の改善が期待できます。胸が開きやすくなり、見た目の印象も変わります。 |
肩関節の可動域向上 | 肩甲骨の動きがスムーズになることで、腕が上がりやすくなる、後ろに手を回しやすくなるなど、肩関節全体の可動域が広がります。 |
呼吸の質の向上 | 肩甲骨周りの筋肉が緩むと、肋骨の動きも改善され、胸郭が広がりやすくなります。これにより、一回あたりの呼吸量が深くなり、リラックス効果も期待できます。 |
スポーツパフォーマンス向上 | 野球の投球動作、ゴルフのスイング、水泳のストロークなど、肩甲骨の動きが重要なスポーツにおいて、連動性の向上やパワー伝達の効率化に繋がることがあります。 |
自律神経の調整 | 肩周りの緊張がゆるむことで、リラックス効果が得られ、副交感神経が優位になります。結果として自律神経のバランスが整うことも期待されます。 |
肩甲骨はがしがどうして効くのかを知る上で、とても大事なのが「筋膜(きんまく)」の存在です。筋膜というのは、筋肉をひとつひとつ包んでいる薄い膜のことですが、それだけではなくて、筋肉と筋肉、骨、内臓などもつないで、体全体をすっぽり覆っている網目状の組織です。「第二の骨格」と呼ばれることもあり、体の形を保ったり、力を伝えたり、感覚を感じ取ったりする、とても大事な役割があります。
しかし、ずっと同じ姿勢でいたり(デスクワークなど)、運動不足、体のゆがみ、ケガをしたりすると、この筋膜がしなやかさを失って硬くなったり、隣の組織とくっついてしまったり、ねじれたりすることがあります。この筋膜のトラブルが、筋肉がスムーズに動くのを邪魔したり、血行を悪くしたりして、肩こりや腰痛、体が動かしにくいという、様々な不調の原因になってしまいます。
肩甲骨のまわりは、僧帽筋、菱形筋、肩甲挙筋、棘上筋、棘下筋、小円筋、大円筋、そして奥には肩甲下筋のように、たくさんの筋肉が何層にも重なっている場所なので、特に筋膜が癒着しやすい場所だと言われています。肩甲骨が背中にペタッと張り付いたように感じるのは、まさに肩甲骨と肋骨の間にある筋肉(特に肩甲下筋や前鋸筋)や、それらを包んでいる筋膜がくっついてしまい、うまく滑らなくなっている状態(滑走不全)も原因のひとつと考えられます。
整体で行う肩甲骨はがしは、硬くなった筋肉をほぐすだけではなく、癒着した筋膜をそっとゆるめ、滑りを良くしていくようなアプローチのことを指します。だから、肩甲骨はがしは、最近よく聞く「筋膜リリース」の肩甲骨まわりに特化した手法の一種です。肩甲骨をいろんな方向に動かすテクニックは、筋膜にちょうどいいゆるむ刺激を与えて、しなやかさを取り戻すのに役立ちます。筋膜は全身につながっているので、肩甲骨まわりが良くなることで、背中や腰、さらには体全体のバランスまで整う、嬉しい可能性も秘めています。
「「はがす」って聞くと、「え、痛いのかな?」とちょっと不安になりますよね。実際のところ、肩甲骨はがしで痛みを感じるかどうかは、人によって感じ方には個人差があります。
痛みの感じ方は、主にこんなことに関系してきます。
多くの場合、強い痛みというよりは、「痛気持ちいい」「効いている感じがする」といった感覚になることが多いようです。これは、硬くなった筋肉や筋膜がじわーっと伸ばされたり、押されたりするときに感じる感覚です。ただし、我慢できないほどの強い痛みを感じる場合は、筋肉が身を守ろうとして収縮してしまい、逆効果になる可能性もあります。
そのため、施術中に痛みを感じた場合は、決して我慢せず、正直に施術者に伝えることがとても大事です。施術者はあなたが伝えてくれたことを受けて、力の加減を調整したり、やり方を変えたりしてくれます。あなたと施術者の良好なコミュニケーションが、安全で効果的な施術のためには欠かせません。
また、整体院によっては、痛みをほとんど伴わないソフトな肩甲骨はがしを提供しているところもあります。痛みに弱い方や不安な方は、事前に整体院に問い合わせて、どのような施術方針なのかを確認しておくと安心です。
なかなか治らない肩こりの本当の原因として注目されている「肩甲下筋」。多くの整体院で行われている「肩甲骨はがし」は、この奥深くにある筋肉にアプローチして、つらい症状を良くしていく効果が期待できます。ここでは、プロの整体師がどうやって肩甲下筋に働きかけるのか、どんな良いことがあるのか、そして肩こり改善以外にも嬉しいメリットがあるのか、詳しく解説します。
肩甲下筋は、肩甲骨の裏側にあるインナーマッスルで、直接さわるのが難しい筋肉です。そのため、整体師は体の仕組み(解剖学)の知識と、経験で培った技術を使って、的確にアプローチしていきます。肩甲骨はがしで肩甲下筋にアプローチする方法は、ひとつのやり方だけではなく、いくつかのテクニックを組み合わせて行うのが一般的です。
代表的な施術方法としては、まず肩甲骨の内側や外側の縁から指を滑り込ませ、肩甲骨自体を肋骨から引き離すように動かすテクニックがあります。こうすることで、肩甲骨と肋骨の間にある肩甲下筋や周辺の組織(筋膜など)にスペースを作り、動きを邪魔している癒着を解放していきます。この「はがし」動作は間接的ですが、肩甲下筋への効果的なアプローチになります。
さらに、このようなテクニックも組み合わせて、もっと奥にある肩甲下筋に働きかけていきます。
施術方法 | 目的とアプローチ |
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指圧・トリガーポイント療法 | 肩甲下筋に関連する痛みやコリの引き金となる「トリガーポイント」を特定し、持続的な圧を加えることで筋肉の緊張を緩和させます。脇の下あたりからアプローチすることもあります。 |
ストレッチ・モビライゼーション | 肩関節や肩甲骨を他動的に動かしながら、肩甲下筋を様々な方向にストレッチします。肩関節の内旋(腕を内側にひねる動き)などを利用して、肩甲下筋の柔軟性を高め、可動域を広げます。 |
筋膜リリース | 肩甲下筋を含む、肩甲骨周りの筋膜の歪みやねじれを解放します。皮膚や浅層の筋膜からアプローチし、深層にある肩甲下筋への影響を促します。 |
これらのテクニックは、あなたの体の状態や筋肉の硬さ、痛みの感じ方に合わせて、力加減や角度、時間を調整しながら、丁寧に行われます。プロの整体師は、肩甲下筋だけではなく、関係する他の筋肉(ローテーターカフの仲間である棘上筋、棘下筋、小円筋や、菱形筋、僧帽筋など)とのバランスもしっかりと確認して、肩全体の調子が良くなることを目指します。フ
整体による肩甲骨はがしで肩甲下筋にしっかりとアプローチすることで、長年悩んでいた肩こりに様々な良い効果が期待できます。
まず、硬く縮こまっていた肩甲下筋が緩むことで、肩甲骨が本来持っているスムーズな動きを取り戻します。肩甲骨は腕の動きとセットになっているので、肩甲骨がよく動くようになると、腕を上げたり回したりする動きがとても楽になります。こうなると、普段の生活で肩にかかる負担が減り、肩こりの直接の原因のひとつがなくなるわけです。
次に、肩甲下筋やその周辺の血行が大幅に良くなる点も大きな効果です。筋肉が硬くなると血管が圧迫され、血流が悪化し、疲労物質や痛み物質が溜まりやすくなります。肩甲骨はがしで血行が改善されると、筋肉に必要な酸素や栄養素がちゃんと届くようになり、溜まっていた老廃物がスムーズに排出されます。その結果、筋肉の疲れが取れやすくなって、肩こりや重だるさが軽くなっていきます。
さらに、肩甲下筋の緊張がゆるむことで、筋肉に圧迫されていた神経への圧迫が軽くなる可能性もあります。これにより、肩こりと一緒に出ていた腕のしびれや頭痛のような関係する症状が改善されるケースもよくあります。
肩甲下筋はローテーターカフ(回旋筋腱板)の一部として肩関節の安定にも関係しています。肩甲骨はがしによって肩甲下筋がしっかり働けるようになると、肩関節全体が安定して、他の筋肉が無理しなくて済むことにも繋がります。結果として、肩こりが再発しにくい、根本的な改善が期待できます。
整体による肩甲骨はがしは、肩こり改善以外にも、身体にとって嬉しい様々なメリットがいろいろあります。特に、姿勢や呼吸といった、健康や見た目のキレイさにも関わる部分への良い影響が注目されています。
肩甲下筋をはじめとする肩甲骨周りの筋肉が硬くなると、肩甲骨が外側に引っ張られたり、前に傾いたりして、いわゆる「猫背」や「巻き肩」の原因になります。肩甲骨はがしで肩甲下筋が緩み、肩甲骨が本来あるべき正しいポジションに戻ると、これらの悪い姿勢が改善されやすくなります。
具体的には、以下のような変化が期待できます。
姿勢が良くなると、見た目が若々しく、健康的に見えるだけではなく、体への負担も減るので、これからの肩こりや腰痛の予防にもつながります。
肩甲骨の動きは、実は呼吸の深さともすごく関係があります。肩甲骨まわりの筋肉が硬いと、肋骨の動きも悪くなり、胸まわり(胸郭)が広がりにくくなります。そのせいで、呼吸が浅くなりがちになります。
肩甲骨はがしで肩甲骨がよく動くようになると、胸郭が広がりやすくなり、呼吸するための筋肉(横隔膜や肋間筋など)がスムーズに働けるようになります。その結果、一度に取り込める酸素の量が増え、深い呼吸ができるようになります。
深い呼吸ができるようになると、こんないいことがあります。
施術中に「呼吸がしやすくなった」「身体が軽くなった」と感じる方が多いのは、単に筋肉がほぐれただけではなく、呼吸がしやすくなり、リラックス効果が得られているためでもあります。このように、整体による肩甲骨はがしは、肩こりという部分的な悩みを解決するだけでなく、全身の健康と快適さにもつながる施術なのです。
長年の肩こり改善の切り札として注目される「肩甲骨はがし」。特に、奥深くにある肩甲下筋へのアプローチは、根本的な原因解消につながる可能性があります。しかし、いざ整体院で施術を受けようと思っても、どこを選べば良いのか、どのくらいの頻度で通えば良いのか、施術後に体はどう変化しているのかなど、気になる点も多いでしょう。ここでは、整体で肩甲骨はがしを受ける際に知っておきたい重要なポイントを詳しく解説します。自分に合った整体院を選び、正しい知識を持って施術を受けることが、効果を最大限に引き出す鍵となります。
肩甲骨はがしは、専門的な知識と技術を要する施術です。そのため、整体院選びはとても大事になります。以下のポイントを参考に、あなたにピッタリ合う、信頼できる整体院を見つけましょう。
整体師には国家資格(柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師など)と民間資格があります。国家資格を持っている整体師は体に関する専門知識が豊富ですが、民間資格でも優れた技術を持つ施術者はたくさんいます。重要なのは、肩甲骨はがしや肩甲下筋、筋膜リリースに関する知識や施術経験が豊富かどうかです。ウェブサイトや院内掲示で、施術者の経歴や得意分野、研修実績などを確認しましょう。臨床経験年数や、肩こり・肩甲骨周りの症状改善実績も参考になります。
初回に丁寧なカウンセリングがあるかはとても重要です。あなたの肩こりの状態や、普段の生活のこと、悩んでいることをじっくり聞いてくれて、肩甲下筋が原因である可能性や、体全体のバランスをみてくれるかを確認しましょう。どんな施術をするのか、どんな方針なのか、どんな効果が期待できるか、もしリスクがあるならそれも、専門用語ではなく、分かりやすい言葉で説明してくれる整体院を選びましょう。質問に対して真摯に答えてくれるかも判断材料になります。インフォームドコンセント(しっかり説明して、納得してから進める)を重視する姿勢があるかを見極めることが大切です。
「肩甲骨はがし」をメニューに掲げているだけでなく、肩甲下筋へのアプローチや筋膜リリースのことを本当に分かっているかを確認しましょう。ウェブサイトやブログで施術内容の詳細やこだわりを発信している場合があります。施術が痛すぎないか、力加減を調整してくれるかなども重要です。体験施術があれば利用してみるのも良いでしょう。
Googleマップのレビューや、整体・接骨院専門のポータルサイト(例: EPARK接骨・整体、しんきゅうコンパスなど)、SNSでの口コミは参考になります。ただし、あくまで個人の感想なので、それがすべて正しいとは限りません。良い口コミだけでなく、悪い口コミの内容も確認して、いろんな情報を比べて考えるのが賢いやり方です。特に、施術内容やスタッフの対応に関する具体的なコメントに注目してみましょう。
施術料金がホームページや院内に分かりやすく書いてあるかを確認しましょう。初診料、施術料、もし追加料金があるならそれも、パッと見て分かりやすいと安心ですね。回数券やコース料金がお得な場合もありますが、無理に勧められたりしないかもチェックポイントです。肩こりのような慢性的な症状は、基本的に健康保険は使えず、自費での支払いになることが多いです。
清潔で整理整頓され片付いている場所は、安心して施術を受けるための基本です。また、スタッフの対応が丁寧で、リラックスできる雰囲気かどうかも大切です。実際に訪れてみて、直感的に「合わないな」と感じる場合は、他の整体院を検討するのも良いでしょう。
続けて通うことを考えると、家や職場から行きやすい場所にある整体院を選ぶのがやっぱり便利です。予約が取りやすいかどうかも確認しておきましょう。
これらのポイントを総合的に判断し、信頼できる整体院を選びましょう。選ぶときのチェックポイントをまとめた表も参考にしてください。
チェック項目 | 確認する内容 | 重要度 |
---|---|---|
資格・経験 | 国家資格の有無、民間資格の種類、臨床経験年数、肩甲骨はがし・肩甲下筋への専門性、実績 | 高 |
カウンセリング・説明 | 丁寧さ、分かりやすさ、原因分析、施術方針、インフォームドコンセント | 高 |
施術内容・技術 | 肩甲下筋・筋膜へのアプローチ、手技の種類、痛みの配慮、専門性 | 高 |
口コミ・評判 | 複数の情報源を確認、具体的な内容を重視、偏りに注意 | 中 |
料金体系 | 明確さ、追加料金の有無、保険適用の可否(通常は自費) | 中 |
清潔感・雰囲気 | 院内の清潔さ、スタッフの対応、リラックスできるか | 中 |
立地・通いやすさ | 自宅や職場からのアクセス、予約の取りやすさ | 低~中 (継続性に関わる) |
整体の肩甲骨はがしで効果を感じるためには、適切なペースで続けて施術を受けることが重要です。ただし、どのくらいのペースで、どのくらいの期間通えばいいかは、あなたの症状の重さや原因、生活習慣、年齢、自分でケアしてるかなどによって、人それぞれ違います。
一般的にはこれくらいのペースがいいですよ、という目安はありますが、必ず担当の整体師とよく相談して、あなたに一番合ったプランを決めてください。
週に1~2回程度の頻度で施術を受けることをお勧めされることが多いです。この時期は、硬くなった肩甲下筋や癒着した筋膜を効果的に緩め、肩甲骨がスムーズに動くようにしていくのが目標です。集中的なアプローチをすることで、身体が良い状態を覚えてくれるようになります。
症状が軽くなって、体の状態が安定してきたら、週に1回、あるいは2週間に1回程度にペースを落としていきます。良い状態を保ちつつ、さらに良くなることを目指します。セルフケアの効果も出やすくなる時期です。
症状が改善し、楽な状態になった後も、ぶり返さないようにしたり、健康を維持したりするために、定期的なケアをおすすめします。月に1回程度のペースでメンテナンスを受けることで、肩甲下筋がまた硬くなるのを防いで、肩こりのない状態をキープしやすくなります。
どのくらいで良くなるかも、本当に人それぞれですが、数回の施術で劇的に楽になる方もいれば、慢性的な症状が根深い場合は数ヶ月単位でのケアが必要になることもあります。焦らず、自分の体の変化を感じながら、整体師と一緒に良くしていく気持ちが大切です。初回のカウンセリング時に、改善までの期間の目安について聞いてみるといいですね。
状態・目的 | 推奨される施術頻度の目安 | 期間の目安 |
---|---|---|
初期集中期 (症状が強い) | 週1~2回 | 数週間~1ヶ月程度 |
改善期 (症状が安定) | 週1回 or 2週間に1回 | 1ヶ月~数ヶ月程度 |
メンテナンス期 (状態維持・予防) | 月1回程度 | 継続的に |
整体で肩甲骨はがしを受けた後、体に様々な変化が現れることがあります。その一つが「好転反応」(こうてんはんのう)と呼ばれるものです。これは、施術によって身体の自然治癒力が高まり、体が元の良い状態に戻ろうとするときに一時的に現れる反応で、心配する必要はありません。
好転反応の主な症状には、このようなものがあります。
これらの好転反応は、普通は、施術後数時間から3日程度で自然に治まります。どんな反応が出るか、どのくらい強く出るかは人それぞれで、全く感じない人もいます。好転反応が出ないからといって、施術効果がないわけではありませんので安心してください。
一方で、「揉み返し」と呼ばれる反応もあります。これは、強すぎる刺激で筋繊維が傷つき、炎症を起こしている状態です。好転反応のだるさや軽い痛みとは違い、ズキズキとした痛みが長く続く(3日以上)のが特徴です。もし強い痛みが続く場合は、施術が強すぎた可能性があるため、整体院に相談しましょう。
もし好転反応が出たら、このようなことに気をつけるといいです。
施術の後の体の変化で、何か不安なことがあったら、遠慮しないで施術を受けた整体院に相談してください。事前に、好転反応の可能性についてしっかりと説明してくれる整体院は、より信頼できると言えるでしょう。
整体での施術は肩こり改善にとても効果的ですが、その良い状態をキープして、再発を防ぐためには日々のセルフケアが欠かせません。特に、肩こりの根本原因となりやすい「肩甲下筋」や、動きが悪くなりやすい「肩甲骨」周りのケアを自宅で行うことで、より楽な状態をキープしやすくなります。ここでは、専門的な知識がなくても安全に取り組めるセルフケア方法をご紹介します。
肩甲下筋は肩甲骨の裏側、肋骨との間に位置するため、直接手でマッサージするのは難しい筋肉です。しかし、適切なストレッチを行うことで、奥深くにある肩甲下筋にアプローチして、柔軟性を取り戻すことができます。ストレッチを行うときは、決して無理をせず、心地よいつっぱり感がある範囲で、ゆっくりと呼吸をしながら行うことが重要です。
以下に、自宅で簡単にできる肩甲下筋のストレッチ方法をいくつかご紹介します。
ストレッチの種類 | 手順 | ポイント・注意点 | 回数・頻度の目安 |
---|---|---|---|
壁を使った肩甲下筋ストレッチ |
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左右それぞれ2~3セット、1日数回 |
タオルを使ったストレッチ(肩の内旋ストレッチ) |
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左右それぞれ2~3セット、1日数回 |
寝ながらできる肩甲下筋ストレッチ |
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左右それぞれ2~3セット、就寝前など |
これらのストレッチを毎日の習慣にすると、肩甲下筋が柔らかくなって、肩こりの予防や改善につながります。
肩甲骨周りの筋肉や筋膜が硬くなると、肩甲骨の動きが悪くなり、肩こりや姿勢が悪くなる原因になります。筋膜リリースは、硬くなった筋膜の癒着を剥がし、筋肉の滑りを良くすることで、肩甲骨が動きやすくなり、血行を促進する効果が期待できます。セルフケアで行う際は、適切なツールを使い、正しい方法で行うことが大切です。
ここでは、テニスボールやフォームローラーを使ったセルフ筋膜リリースの方法とコツをご紹介します。
テニスボールは、肩甲骨の内側(背骨との間)や、肩甲骨の下側、脇の下(前鋸筋や広背筋)など、ピンポイントで硬くなりやすい部分のリリースに最適です。
フォームローラーは、背中全体や脇の下など、より広い範囲の筋膜を効率的にリリースするのに役立ちます。特に、肩甲骨を動かしながら行うと効果が高まります。
筋膜リリースは、毎日続ける必要はありませんが、週に2~3回程度、または肩のこりや張りを感じた時に行うのがおすすめです。ストレッチと組み合わせることで、より高い効果が期待できます。
整体での施術やセルフケアで一時的に肩こりが改善しても、根本的な原因となっている生活習慣を見直さなければ、再発を繰り返してしまいます。肩こりを予防し、楽な状態をキープするためには、日頃からの意識と習慣がとても
重要です。
以下に、肩こり予防のために日常生活で意識したいポイントをまとめました。
カテゴリ | 意識したいポイント | 具体的な行動例 |
---|---|---|
姿勢 | デスクワーク時の姿勢 |
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スマートフォン使用時の姿勢 |
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立っている時・歩いている時の姿勢 |
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|
運動習慣 | 適度な運動を取り入れる |
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生活習慣 | 体を冷やさない |
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その他 | ストレス管理 |
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水分補給 |
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これらのポイントをすべて完璧にこなす必要はありません。まずは一つでも意識して取り組むことから始めてみましょう。 良い習慣を続けることが、肩こりに悩まされない体づくりの第一歩に なります。
長引く肩こりの原因は、奥深くにある「肩甲下筋」の硬さや、それに伴う筋膜の癒着が関係している可能性があります。日常生活での姿勢のクセなどが、肩甲下筋を硬くする主な要因です。整体で行う「肩甲骨はがし」は、この肩甲下筋や周辺の筋膜に直接アプローチして、肩甲骨の可動域を広げることで、つらい肩こりの根本的な改善を目指します。肩こり解消だけでなく、姿勢改善や呼吸が深くなる効果も期待できます。改善しない肩こりにお悩みの方は、専門的な整体の施術と、ご紹介したセルフケアを試してみてはいかがでしょうか。
整体院アクシス 院長 笹井公詞
2005年11月、一宮市に「整体院アクシス」を開院。整体師歴23年。
腰や肩の痛み、手足のしびれなど、体の不調に苦しむ人のために、骨格矯正を中心とした整体施術で地域に貢献。これまで延べ43,000人以上のお客様の健康に携わる。
院名:整体院アクシス
住所:愛知県一宮市富士3-9-18
TEL:0586-25-5707
HP :https://hcc-axis.com/