膝痛によかれと思ってやっていること、実は逆効果かもしれません

膝の痛みに悩む50代女性が「安静にする・湿布を貼る・ストレッチ・痛くても歩く」などの対処法に迷っている様子

膝痛によかれと思ってやっていること、実は逆効果かもしれません

「膝にいいと思ってやっていたのに、なぜか良くならない」——そんな経験はありませんか?
よく聞くアドバイスや自己流のケアが、じつは膝への負担を増やしてしまっていることがあります。

整体師コラム | 愛知県一宮市

病院や整形外科で診てもらった。湿布も貼った。ストレッチも続けた。それでも膝の痛みがなかなか良くならない——という方は、一宮市の整体院にもたくさんいらっしゃいます。

話を聞いていると、「よかれと思ってやっていたこと」が、実は膝の回復を遠ざけていたというケースが少なくありません。今回は整体の現場でよく出会う疑問を、Q&A形式で一つひとつ丁寧にお答えします。

目次

Q 「膝には歩くのがいい」と聞いたので、痛くても毎日歩いています。これって正しいですか?

整体師からの回答

「歩くことが膝にいい」というのは、ある意味では正しいです。適度に体を動かすことで血流が良くなり、膝まわりの筋肉も維持されます。ただし、これは「痛みがない、あるいは軽い状態」での話です。

痛みを我慢して歩き続けると、体は無意識に膝をかばう歩き方をします。すると本来の動き方とズレが生じ、股関節や腰、足首など別の場所に余計な負担がかかり始めます。また、膝に炎症が起きている場合は、歩き続けることでその炎症を悪化させてしまうことも。

痛みを我慢して歩くのは「根性」ではなく「無理」です。痛みは体からのサインです。まずはその声に耳を傾けることが、回復の第一歩になります。

Q 膝が痛いので、なるべく安静にしています。動かさない方が治りますよね?

整体師からの回答

急に腫れた・ぶつけた・熱を持っているという急性期であれば、安静は正解です。ですが、慢性的な膝の痛みに対して「ひたすら動かさない」というのは、あまりおすすめできません。

膝関節は、適度に動かすことで関節液が循環し、軟骨に栄養が届く仕組みになっています。長く安静にしすぎると、関節まわりの筋肉が衰え、かえって膝が不安定になります。動かさないことで膝を「守っている」つもりが、じつは回復を遅らせていることもあります。

大切なのは「動かすか・動かさないか」ではなく、「今の状態に合った動かし方をしているか」です。

Q 膝が痛いので膝のストレッチを毎日しています。それでも良くならないのはなぜでしょう?

整体師からの回答

ストレッチを続けているのに良くならない、という方はとても多いです。その理由のひとつに、「膝周辺だけを伸ばしても、原因が別の場所にある」というケースがあります。

整体の現場で感じるのは、膝の痛みは膝だけで完結していないことの多さです。股関節の動きが悪い方、骨盤のバランスが崩れている方、足首が硬い方——こういった全身の状態が、膝への負担を生み出していることがほとんどです。

膝のストレッチをいくら続けても、そこに負担をかけている「体全体のクセ」が変わらなければ、痛みは戻ってきます

Q 湿布を貼っているのですが、貼り続けていれば治りますか?

整体師からの回答

湿布には炎症を抑えたり、痛みを和らげたりする効果があります。つらいときに頼ることは悪いことではありません。ただ、湿布はあくまで「今出ている症状を和らげる道具」です。

なぜ膝に炎症が起きているのか、なぜその場所に負担が集中しているのか——そこには触れません。なので、貼っている間は少し楽でも、貼るのをやめるとまた痛くなる、という繰り返しになりやすいのです。

「湿布で様子を見ている」期間が長くなればなるほど、体のクセや歪みは定着していきます。痛みを感じたら、早めに原因を確認することをおすすめします。

Q 病院で「年齢のせい」「軟骨がすり減っている」と言われました。もう良くならないのでしょうか?

整体師からの回答

「年齢のせい」「軟骨がすり減っているから仕方ない」——この言葉を聞いて、気持ちがすっと落ちてしまった方は少なくないと思います。その気持ち、とてもよくわかります。

ただ、少し視点を変えてみてほしいのです。

軟骨がすり減っているのは「今の状態」であり、なぜすり減ったかという”原因”とは別の話です。長年の歩き方のクセ、体重のかけ方の偏り、股関節や骨盤の歪みによって、特定の場所だけに負担が集中した結果として、すり減りが起きています。

同じ年代でも、膝に問題のない方はたくさんいます。年齢はあくまで「時間の長さ」。大切なのは、その時間の中でどんな使われ方をしてきたか、そして今からどう整えていくかです。

「軟骨は再生しない」は一面では正しいです。でも、痛みの多くは軟骨の摩耗そのものよりも、周囲の筋肉や関節への不均一な圧力が原因であることも多いのです。

「よかれと思って」が、回復を遠ざけていることがある

今回ご紹介したQ&Aに、ひとつでも「自分のことかも」と感じるものがあったでしょうか。

痛みを我慢して歩く、安静にしすぎる、膝だけをストレッチする、湿布で様子を見続ける、年齢のせいと諦める——どれも「膝のためを思って」やっていることです。でも、それが知らず知らずのうちに回復を遠ざけてしまっていることがあります。

整体では、膝の痛みを「膝だけの問題」として見ません。なぜ膝に負担がかかっているのか、体全体のバランスや動き方のクセを確認しながら、根本から整えていくことを大切にしています。

病院や整形外科と整体は、体を見る視点が違います。「病院では異常がないと言われた」「治療を受けているのに良くならない」という方こそ、一度、別の角度から体を見直してみる価値があるかもしれません。膝の痛みを「仕方ない」と諦める前に、ぜひ整体という選択肢も知っておいてください。

この記事を書いた人

整体院アクシス 院長 笹井公詞

2005年11月、一宮市に「整体院アクシス」を開院。整体師歴23年。
腰や肩の痛み、手足のしびれなど、体の不調に苦しむ人のために、骨格矯正を中心とした整体施術で地域に貢献。これまで延べ45,000人以上のお客様の健康に携わる。

院名:整体院アクシス
住所:愛知県一宮市富士3丁目9-18
TEL:0586-25-5707
HP :https://hcc-axis.com/

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