膝の内側だけ痛い・外側だけ痛い|場所によって原因が違う理由

膝の内側や外側の痛みに悩み、歩行中に膝を押さえて辛そうな表情をする日本人女性

膝の内側だけ痛い・外側だけ痛い|場所によって原因が違う理由

整体師コラム | 愛知県一宮市

「膝が痛い」と一口に言っても、痛む場所は人それぞれ違います。内側がズキズキする、外側が張って痛い、曲げると内側が引っかかる感じがする——よく聞いてみると、みなさん場所が微妙に異なります。

実はこの「どこが痛むか」には意味があります。整体の現場では、痛む場所を手がかりに、体のどこに負担がかかっているかを読み解いていきます。今回は内側と外側、それぞれの痛みに多い原因と、その背景にある体の状態についてお伝えします。

目次

内側と外側、それぞれに多い原因

まずは内側・外側それぞれに多い原因を整理してみましょう。

内側の痛み 外側の痛み
主な
組織
内側側副靭帯・鵞足(がそく) 腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)
多い
タイプ
  • O脚気味の方
  • 歩くとき膝が内側に入る方
  • 股関節の動きが硬い方
  • 変形性膝関節症(初期〜中期)
  • ランナーや階段の多い方
  • X脚気味の方
  • お尻まわりの筋力が弱い方
  • 足首の柔軟性が低い方
整体で
見る場所
股関節・骨盤のバランス お尻(中殿筋)・足首の動き

内側と外側では、痛みを引き起こしている体の部位が異なります。だから「膝が痛い=同じケア」ではなく、どこが痛むかによって、見るべき場所・整えるべき場所が変わってくるのです。

内側でも外側でも、共通していること

内側と外側、原因は違いますが、整体の視点から見るとどちらにも共通していることがあります。それは、「膝だけに問題があるのではない」ということです。

内側が痛む方の多くは、股関節の動きが硬くなっています。股関節がうまく使えないと、歩くたびに膝の内側に余計な負担がかかります。外側が痛む方はお尻(中殿筋)の筋力が落ちていて、脚全体が外にブレやすい状態になっていることが多い。

つまり、膝は「結果として痛くなっている場所」であり、原因は別のところに潜んでいることがほとんどです。膝だけをケアしても改善しにくいのは、このためです。

「どこが痛むか」は、体からのヒント

当院では、膝の内側か外側かという「痛みの場所」を、体の状態を読み解くヒントとして使います。内側が痛む方であれば股関節や骨盤の状態を、外側が痛む方であれば腸脛靭帯の張りやお尻まわりの筋力を確認します。

実際に来院された50代の女性の方で、長年、膝の内側だけが痛いという方がいらっしゃいました。体の動きを確認すると、股関節の可動域がかなり狭くなっていて、歩くたびに膝の内側に体重が集中していました。膝ではなく股関節と骨盤まわりを中心に施術を重ねていくと、3回目あたりから膝の内側の痛みが和らぎはじめ、「歩くのが怖くなくなった」とおっしゃっていただきました。

痛む場所を「治す」のではなく、なぜそこに負担が集まっているのかを見つけて整える——この視点の違いが、長く続く膝痛への向き合い方を変えます。

まとめ

痛む「場所」に、原因を読み解くヒントがある

膝の内側が痛むのか、外側が痛むのか。この違いは、体のどこに負担がかかっているかを知るための大切な手がかりです。

内側なら股関節や骨盤のバランス、外側なら腸脛靭帯やお尻まわりの状態——膝の痛みは、膝の外側や内側だけを見ていても解決しないことが多いのです。

「ずっと同じ場所が痛む」「湿布や安静にしていても変わらない」という方は、ぜひ一度、体全体のバランスという視点から見直してみてください。病院で異常なしと言われた方でも、整体で原因が見つかるケースは少なくありません。膝の痛みを「仕方ない」と諦める前に、まだできることがあるかもしれません。

この記事を書いた人

整体院アクシス 院長 笹井公詞

2005年11月、一宮市に「整体院アクシス」を開院。整体師歴23年。
腰や肩の痛み、手足のしびれなど、体の不調に苦しむ人のために、骨格矯正を中心とした整体施術で地域に貢献。これまで延べ45,000人以上のお客様の健康に携わる。

院名:整体院アクシス
住所:愛知県一宮市富士3丁目9-18
TEL:0586-25-5707
HP :https://hcc-axis.com/

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