階段で膝が痛む理由|上りより下りが痛いのには理由がある

階段を下りる際に膝の痛みを感じて膝を押さえる女性と、「上りより下りが痛いのには理由がある」という説明が入った膝痛コラムのヘッダー画像

「平地を歩くぶんには大丈夫なのに、階段だけがつらい」
「特に降りる時が怖くて、手すりを離せない」——
そのお悩み、膝だけが原因ではないかもしれません。

 整体師コラム  |  一宮市の整体院アクシス

目次

階段は、膝への負担が平地の数倍になる

「歩くのは平気なのに、階段だけはつらい」という方がとても多くいらっしゃいます。これは決して気のせいではありません。階段の動作は、平地歩行と比べて膝にかかる負担がまったく異なります。

平地を歩くときに膝にかかる力は体重の約2〜3倍。それが階段を昇るときは約3〜4倍、降りるときはなんと約4〜5倍にもなると言われています。体重50kgの方であれば、一段降りるたびに膝が200〜250kg分の力を受け止めていることになります。

2〜3
平地歩行時の
膝への負担
3〜4
階段を昇るときの
膝への負担
4〜5
階段を降りるときの
膝への負担

「降り」の方がつらいのはなぜか

昇るより降りる方が痛い、という方が多いのには、筋肉の働き方に明確な理由があります。

階段を昇るときは、筋肉が縮みながら力を発揮します(短縮性収縮)。一方、降りるときは、筋肉が伸ばされながらブレーキをかけるように体を支えます(伸張性収縮)。この「伸ばされながら耐える」動きは、筋肉や関節まわりの組織への負担がずっと大きく、ダメージも出やすい。

さらに降りるときは重力に逆らって体重を支えながら動くため、膝関節の安定性がより強く求められます。この安定性が不足していると、膝がガクッとなりそうで怖い、という感覚につながります。

「降りが特に怖い・痛い」という方は、膝まわりの筋力低下だけでなく、膝関節そのものや股関節・足首のバランスが崩れているサインかもしれません。筋トレだけで解決しないケースが多い理由はここにあります。

根本の原因は「膝のねじれ」と全身のゆがみ

階段で膝が痛む方の多くに共通しているのが、膝関節のねじれです。すねの骨(脛骨)が太ももの骨(大腿骨)に対して外側にねじれてしまうことで、膝を深く曲げ伸ばしする階段の動作で、関節内の特定の部分に負荷が集中してしまいます。均等に力が分散されないため、痛みが出やすくなるのです。

ただし、膝だけを見ていると見落としがちな原因があります。膝は脚の中間にある関節です。上には骨盤・股関節、下には足首があり、これらのゆがみがそのまま膝への負担として集まってきます。

🦴

骨盤・仙腸関節のゆがみ

骨盤が傾いたりねじれたりすると、脚全体の軸がずれる。階段では体重が均等にかからず、膝の片側に負担が集中しやすくなる。

🔄

股関節のねじれ・硬さ

股関節が内側や外側にねじれていると、太ももの向きが変わり、膝関節のねじれにも直結。股関節の可動域が狭まると膝への負担も増す。

👣

足首の傾き・硬さ

足首が外側に傾いていたり、動きが固くなっていると、着地のたびにゆがみが膝へ伝わる。靴の消耗パターンもここに関係する。

⚠️

膝関節そのもののねじれ

脛骨が大腿骨に対して外側にねじれた状態。このねじれがあると、階段の曲げ伸ばしで関節内の圧力が偏り、痛みの引き金になる。

何気ない日常の姿勢・動作が、じわじわと膝を追い詰める

「急に激しい運動をしたわけでもないのに、なぜ今さら痛くなったのか」と不思議に思う方も多くいらっしゃいます。その答えのひとつが、長年の姿勢・動作の積み重ねです。

足を組む、片足重心で立つ、足の外側で地面をとらえる歩き方、横座りや内股での座り方——こうした日常のクセが少しずつ骨盤・股関節・膝・足首のバランスを崩していきます。そしてある限界を超えたとき、階段のように負荷の大きな動作でピキッと症状が出るのです。

① 間違った歩き方

かかとが内側・外側に傾いた歩き方や、足先が大きく開いたガニ股歩行は、脚全体のねじれを助長します。靴底の消耗が片側に偏っている方は要注意です。

② ゆがんだ立ち方・座り方

片足に体重をかけて立つクセや、足を組んで座る習慣は骨盤のゆがみをつくります。骨盤がゆがむと、その影響は膝にまで連鎖します。

③ 履物の影響

クッション性の低い靴や、かかとが磨り減った靴を履き続けると、足首の傾きが強まり、その歪みが膝へと伝わります。ヒールの高い靴の長期着用も同様です。

「膝に良かれ」と思ってやっていることが、実は逆効果なケースも:
痛みを我慢して歩き続ける、膝だけを温め続ける、重いサポーターを常時つけて筋肉を使わなくなる——こうした対処は状態を悪化させることがあります。

一宮市の当院では、こんなふうに診ています

当院では、膝だけを単独で診るのではなく、骨盤・股関節・膝・足首という脚のライン全体を確認した上で、どこにゆがみや動きの制限があるかを一人ひとりていねいにみていきます。

その上で、関節のねじれや筋膜のかたよりを整える施術を行います。ボキボキしない、やさしい力でアプローチするため、膝の痛みが強い時期でも多くの方に受けていただけます。

 こんな方にご相談いただいています:
「階段が怖くて外出が億劫になった」「旅行先の階段で迷惑をかけそうで不安」「手すりなしでは降りられない」「病院で異常なしと言われたがずっと痛い」——こうした方が、少しずつ日常を取り戻していく瞬間が、私にとっても大きなやりがいです。

愛知県一宮市で、階段での膝の痛みにお悩みの方は、まずは一度ご相談ください。痛みの出ている場所だけでなく、全身のバランスから一緒に原因を探っていきましょう。

まとめ:階段の膝痛は「全身のゆがみ」から読み解く

階段で膝が痛む最大の理由は、平地の数倍に及ぶ負担が膝にかかること。その負担を「痛みなしに受け止められるか」どうかは、膝単体ではなく、骨盤・股関節・足首を含めた全身のバランスが整っているかどうかにかかっています。

日常のちょっとしたクセや姿勢の積み重ねが体のゆがみをつくり、そのゆがみが階段という負荷の高い動作でピキッと症状として現れる——これが多くの方に共通するメカニズムです。

「膝だけ」を見るのではなく、体全体のバランスから原因を探ることが、根本的な改善への近道です。

この記事を書いた人

整体院アクシス 院長 笹井公詞

2005年11月、一宮市に「整体院アクシス」を開院。整体師歴23年。
腰や肩の痛み、手足のしびれなど、体の不調に苦しむ人のために、骨格矯正を中心とした整体施術で地域に貢献。これまで延べ45,000人以上のお客様の健康に携わる。

院名:整体院アクシス
住所:愛知県一宮市富士3丁目9-18
TEL:0586-25-5707
HP :https://hcc-axis.com/

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